16.5 ネットワークに関連するコマンド

Mac OS では,ターミナル上で動くネットワーク関係のコマンドが用意されています.その中でも特に重要な物を,いくつか紹介します.

ping

ping は,ネットワーク上のコンピュータに対して IP パケットが正しく送れるかを確かめるコマンドです.たとえば次の例では,externalECCS のウェブサーバーにパケットを送るテストをしています.

ping -c 5 www.ecc.u-tokyo.ac.jpreturn2
PING eccweb101.ecc.u-tokyo.ac.jp (133.11.225.54): 56 data bytes 64 bytes from 113.11.225.54: icmp_seq=0 ttl=61 time=1.010 ms 64 bytes from 113.11.225.54: icmp_seq=0 ttl=61 time=1.027 ms 64 bytes from 113.11.225.54: icmp_seq=0 ttl=61 time=1.131 ms 64 bytes from 113.11.225.54: icmp_seq=0 ttl=61 time=1.032 ms 64 bytes from 113.11.225.54: icmp_seq=0 ttl=61 time=1.046 ms

--- eccweb101.ecc.u-tokyo.ac.jp ping statistics --- 5 packets transmitted, 5 packets recieved, 0.0% packet loss round-trip min/avg/max/stddev = 1.010/1.049/1.131/0.042 ms

オプション “-c 5” は 5 つのパケットを送るという意味です.この ping の出力から,5 つのパケット全てが www.ecc.u-tokyo.ac.jp というサーバーに届いたと分かります.今はドメイン名を指定して ping をしましたが,もちろん IP アドレスを使うこともできます.

ping はネットワークが通じているかを試す最も基本的なコマンドです.ネットワークの調子が悪いと思ったときはまず適当なサーバに向けて ping を打ってみましょう.レスポンスがあるかどうかで,回線に問題があるかどうかの判定できます.

ifconfig

ifconfig は,自分の端末のネットワーク環境を調べるためのコマンドです.

ifconfigreturn2
... en0: flags=8863<UP,BROADCAST,SMART,RUNNING,SIMPLEX,MULTICAST> mtu 1500 options=2b<RXCSUM,TXCSUM,VLAN_HWTAGGING,TSO4> ether 3c:07:54:58:62:c4 inet6 fe80::3e07:54ff:fe58:62c4%en0 prefixlen 64 scopeid 0x4 inet 172.17.123.11 netmask 0xffffff00 broadcast 172.17.123.255 media: autoselect (1000baseT <full-duplex>) status: active ...

このように ifconfig コマンドを打つと,自分の IP アドレスや MAC アドレスといった情報が表示されます.また ifconfig コマンドには,様々なオプションが用意されています.詳しくは man コマンドでマニュアルを見てください.

host

host コマンドは DNS の名前解決をするためのコマンドです. host コマンドの後にドメイン名を打つと,対応する IP アドレスを表示してくれます.例として www.ecc.u-tokyo.ac.jp の IP アドレスを調べてみましょう.

host www.ecc.u-tokyo.ac.jpreturn2
www.ecc.u-tokyo.ac.jp is an alias for eccweb101.ecc.u-tokyo.ac.jp. eccweb101.ecc.u-tokyo.ac.jp has address 133.11.225.54

するとこのように,IP アドレスが 133.11.225.54 だと分かります.

traceroute

インターネット上を流れるパケットは,いくつものコンピュータを中継しながら目的地に到達するのが普通です.traceroute コマンドを使うと,パケットがどのような経路で目的地までたどり着くのかを調べることができます.

たとえば情報教育棟のマシンから www.ecc.u-tokyo.ac.jp にパケットを送ってみるには,ターミナルの画面で traceroute www.ecc.u-tokyo.ac.jp と打ちます.

traceroute www.ecc.u-tokyo.ac.jpreturn2
traceroute to eccweb101.ecc.u-tokyo.ac.jp (133.11.225.54), 64 hops max, 52 byte packets 1  nc001-109 (172.17.109.254)  0.545 ms  0.221 ms  0.158 ms 2  nf001 (172.17.254.193)  0.626 ms  0.356 ms  0.333 ms 3  133.11.55.181 (133.11.55.181)  0.556 ms  0.679 ms  0.927 ms 4  eccweb101 (133.11.225.54)  1.021 ms  0.841 ms  0.836 ms

このように,ネットワーク上で自分の端末に近いコンピュータから順に,中継したコンピュータの IP アドレスが表示されます.