33.1 “Hello! World” と変数の使い方

irb というプログラムを使って,ruby を使ってみましょう.

irb の起動

ターミナルを立ち上げ(hwb15.2 ターミナルの基本的な使い方),irb と打ってみましょう.

irbreturn2
irb(main):001:0>

irb は interactive ruby (対話モードの ruby) という意味です.irb を起動した後に 1 行 Ruby のコマンドを打ち込むと,その度に irb が反応を返してくれます.

Ruby では,コマンドや記号にはいわゆる半角文字を使います.hwb7.1 デフォルト環境での日本語入力 に従って,英字入力状態にしておきます.

print メソッド

文字の出力をするには print メソッドというものを使います.たとえば Hello! World という文字列を出力させてみましょう.

irb(main):001:0> print "Hello! World"return Hello! World=> nil

このように print メソッドに続けて出力したい文字をダブルクォーテーションでくくって書くと,その文字列が画面に表示されます.ダブルクォーテーションでくくった中には,日本語を使うこともできます.矢印に続いて表示された nil の意味は,今は気にしなくて構いません.

四則演算

ruby では +, -, * ,/ によってそれぞれ加減乗除ができます.irb の画面で実際に計算をしてみましょう.

irb(main):002:0> 2+3 => 5 irb(main):003:0> 5-4 => 1 irb(main):004:0> 1*4 => 4 irb(main):005:0> 6/4 => 1

注意すべきは除算の扱いです.Ruby に限らずほとんどのプログラミング言語では,整数同士の除算をすると商と余りのうち商の方が計算されます.余りの計算は % で行えます.

irb(main):006:0> 6%4 => 2

整数の最後に .0 をつけると ruby は整数を小数として認識し,割った結果が小数で帰ってきます.

irb(main):007:0> 6.0/4 => 1.5

プログラムのバグになりやすい罠なので,気をつけてください.

算数での計算式と同じように,加減乗除にも優先順位があります.また,かっこ ( ) でくくることもできます.

irb(main):008:0> 3+2*5 => 13 irb(main):009:0> (3+2)*5 => 25

変数の使い方

変数というのは「数をしまっておく入れ物」のようなものです.たとえば次のようにすると,i という名前の変数に整数 3 が代入されます.

irb(main):010:2> i=3 => 3

これで変数 i に 3 が入りました.四則演算してみると,確かに 3 が入っていることが分かります.

irb(main):011:2> i+2 => 5 irb(main):012:2> i*5 => 15

変数の値は (一部の特別な変数を除き) 後から変えることができます.値を変えるには,再び代入を行えば OK です.

irb(main):013:2> i=5 => 5 irb(main):014:2> i-6 => -1 irb(main):015:2> i/2 => 2

また print メソッドの直後に変数名を書くと,変数の中身を画面に出力できます.

irb(main):016:2> print i 5=> nil

文字列や変数をカンマで区切って並べると,それらが連続して出力されます.

irb(main):017:2> print "i=", i i=5=> nil

変数には整数以外のものを入れることもできますが,そういう使い方は追々慣れていけば良いでしょう.まずは print メソッドが使えて,整数の入った変数の書き方が分かれば十分です.

irb の終了

irb を終わらせるには,exitを打ちます.

irb(main):018:2> exit ci00000m:~ 0000000000$

これで処理がシェルに戻りました.