15.3.4 カット&ペースト

ここでは,文章の一部を選択して行う操作を学びます. そのような操作としては,削除や, カット&ペーストやコピー&ペーストがあります.

カット&ペーストや,コピー&ペーストは,文章の一部を切り貼りする方法です. この方法は,テキストエディットだけでなく,Apple MailやSafariなどMac OS Xのアプリケーション間で 文字の切り貼りをすることができます.

文章の選択

文章の選択はマウスを使って行うことができます. 操作をしたい文章の範囲の, 一番最初の文字のところにマウスポインタを持ってきて, ボタンをプレスしてその状態のまま, 範囲の一番最後の文字にマウスポインタが来るまでドラッグします. すると,その範囲が青くなって選択されたことを示しています.

たとえば,下の図は,bcdeの文字が選択された状態を表します.

a[bcde]f

文章の削除

文章を選択した状態でbsを押すと, その範囲の文字が削除されます.

または,下で説明するカット&ペーストでペーストを行わないことによっても削除できます.

コピー&ペースト

コピー&ペーストは,文章の一部を,別の部分にコピーする方法です.文章の一部を選択し,クリップボードと呼ばれる場所に選択した部分の内容をコピーして,それを別の部分にペースト(張り付け)するという操作になります.

まず,コピー元の文章を選択します.

文章が選択された状態で,メニューから,編集コピーを行うか, キーボードショートカットを使って,command cを行います. すると,見た目はかわりまぜんが,その選択されていた部分が,コンピュータの内部でクリップボードと呼ばれる場所に保存されます.

以上でコピーの部分は,終了です.つぎにコピーした内容をペーストします.まず,挿入したい場所に カーソルを移動します.そして,そこでメニューから,編集ペーストを行うか,キーボードショートカットを使ってcommand vをします.これでクリップボードの内容が,カーソルの位置にペーストできます.

ペーストの練習

ウェブブラウザ上のSafariでもコピー&ペーストができます. 「子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥」の12文字を次の四角の中に入れてみましょう. まず,上の「子」の左側にマウスポインタを合わせて, 「亥」の右側までドラッグします. するとドラッグされた12文字の色が変わります. そこでcommand cを行なうと, 12文字がクリップボードに保存されます. そして,下の四角の中をクリックして, command vでペーストしてみてください. 採点ボタンを押すと,うまくペーストされているか判定してくれます.

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カット&ペースト

コピー&ペーストでは,コピー元の文章はそのままですが,もとの文章を一部を削除して,別の場所に移動したいときは,カット&ペーストという操作をします.

これは,まず移動したい文章をドラッグにより選択しメニューから,編集カットを行うか,キーボードショートカットを使ってcommand xを行います.すると,選択した部分が削除されます.このときに,削除された内容はクリップボードに残っています.

そこで,コピー&ペーストと同じ要領で,カーソルを挿入したい位置に合わせて,ペーストを行うと, 先ほどカットした内容をペーストすることができます.

なお,間違えてカットしてしまったときは, その直後ならば,編集カットの取り消しを行えば, 復活します. または,その場でペーストしても元の文章に戻すことができます.

カット&ペーストの練習

下に2つの四角があります.上には,甲乙丙丁戊己庚辛壬癸と書かれています.これをカットして,下の四角に ペーストしてください.カットするので,上の四角には文字が残らないことに注意してください.

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行単位の削除

テキストエディットは,Emacsのキーバインドに慣れた人にも使いやすくするために, Emacs風の編集作業がいくつかできますが,行単位の削除機能もその一つです.

control kをすることにより,その行のカーソルより後ろの文字を削除することができます.

削除された文字列は,通常のクリップボードに入らずに別のところに記憶されます. control yで,最後にcontrol kで削除された行たちを,カーソル位置に挿入することができます.

行単位の削除とペーストの練習

Safariのウィンドウ内のフォームを入力するときにもcontrol kでの削除が効きます.

次の惑星のリストは,現在の太陽から近い順番とは一カ所違っています.行単位の削除とペーストを利用することで,並べ替えてください.