繰り返し似たようなコマンドを入力するときに労力を減らす方法を学びます.
bashでは, pで一行前に打ったコマンドを出すことができます.
何回も
pすることにより, どんどん前のコマンドが出ます.
pで行きすぎたら,
nで戻ることができます. なお, 矢印キーの上下でも可能です.
pで以前打ったコマンドを出したら, 矢印キーやバックスペースキーで, その一部分を修正して
を押すと, その修正した行に書かれたコマンドが実行されます. Emacsと大体同じ操作で編集できます.
シェルには, コマンドやファイル名の補完機能もあります.
たとえば, コマンドラインから mozilla を起動させたいときに, mozilla と最後まで打たなくても, を押すことによって補完できます.
moz
を押すことにより, コマンドの残りを補完してくれて, mozilla と表示されます. 実行するにはさらに
を押すだけです. もし, 複数の補完候補(コマンドサーチパス内の実行ファイル)がある場合は確定するところまでしか補完してくれません. そういうときは, さらに
をいれると全ての補完候補を表示してくれます.
mo
modinfo modunload montage more mountall
modload mogrify montbl mount mozilla
コマンド入力中のファイル名の補完も, コマンドの補完と同じように,
でできます.
history コマンドで, いままで実行したコマンドの履歴をみることができます. その履歴リストの1番とまったく同じコマンドをもう一度実行したいときには, !1 と打ちます.
history
!1
直前に入力したコマンドとまったく同じコマンドを入力するには, !!
と打ちます.
tcsh でも大体同じ機能が使えます.ただし
dで全コマンド候補を出します.
28.5 初期設定ファイル |
![]() |
28.6 便利なコマンド入力法 |
![]() |
28.7 ジョブ |
2009年度版に向けて現在作業中です.
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Mon, 21 Feb 2005 01:56:58 JST (1622d) |