13.5.4 Mac OS Xと拡張子

Mac OS Xにおいては,それぞれの拡張子が,そのファイル形式を扱えるようなアプリケーションに関連づけられています. 例えば,txtの拡張子がついたファイルをダブルクリックすると,テキストエディットというエディタでそのファイルが開かれます.htmlという拡張子がついたファイルならば,Safariで開かれます.ファイルのアイコンの絵は,どのアプリケーションに関連づけられているかを表しているのです. Windowsにおいても,拡張子によってファイルのアイコンをダブルクリックしたときに、どのアプリケーションで開かれるかが決まります.

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Mac OS Xでは,拡張子は隠すように設定することもできます.Finder上でもファイル情報を見るから,拡張子を隠すか隠さないかを選ぶことができます. 教育用計算機システムのiMac端末におけるMac OS Xは,デフォルトの状態では拡張子を隠さないように設定されていますが,一般のMac OS Xでは,デフォルトの状態で拡張子は隠されています.

拡張子が隠されていても,代わりにアイコンの絵柄でファイルの種類が見分けられるようになっています. ターミナルで操作する場合は拡張子は隠されません.

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PDF形式のファイルならば,Previewでも開けるしAdobe Acrobatでも開けるなど,そのファイル形式を取り扱えるアプリケーションが複数のある場合があります.

Mac OS Xにおいて,拡張子とアプリケーションの関連づけを変える方法を書きます.

関連づけを変えたい拡張子を持つファイルのアイコンを右クリックします. 出てくるメニューから情報を見るを選択し,「このアプリケーションで開く」のところから,開きたいアプリケーションを選択します.

さらに「すべてを変更」のボタンを押すと,その拡張子を持つ全てのファイルが、選択されたアプリケーションで開かれることになります.