26.1.2.1 繰返し

これまでのところ,プログラム文面に書いただけのことしか表示されていません.もちろん "60*60*24" と書いたものが "86400" に変わったりしましたが,分量はほとんど変化していません.これでは,大量の表示をするには大きな文面のプログラムを書かなければならないので「日が暮れ」ます.

もちろん,それぞれ全く別々の内容を持つものを大量に表示するには,それに相当してたくさん書かなければなりません.たとえば,日本国憲法の全文を表示させるには,プログラムの中に文面そのものをすべて書き込む必要があります.しかし,ある程度規則的に繰返す内容でよい場合には,それを「折りたたんで」小さなプログラムにすることができます.実際,コンピュータでやる仕事はほとんど同じことの繰返しが多いのです.

とりあえずやってみましょう.自乗の数表を表示する例です.

class Jfor {
    public static void main(String argv[]){
	int i;
	for(i=1; i<=9; i=i+1)
	    System.out.println("Square of " + i + "=" + i*i);
    }
}

fileJfor.java

このプログラムを入力して実行してみましょう."i"という パラメータに注目して下さい.printlnの括弧内の指定が少し変ですが…,ともかくやって下さい.