17.2.13 メソッドの利用

横棒メソッドでいろいろ遊んでみましょう. まずは長方形です.

for(k=1; k<=20; k=k+1) bar(10);

barを使うときのパラメータが"10"という固定した値ですから, 同じ長さの横棒が何本も描かれ, 結局長さ10の横棒が20行描かれることになります. 次は右向き三角形です.

for(k=1; k<=10; k=k+1) bar(k);
for(k=9; k>=1; k=k-1) bar(k);

これは直角三角形の応用です, 2行目での"k"の変化に注意して下さい,

こんなのはどうでしょうか. やってみて下さい.

for(k=-6; k<=6; k=k+1) bar(k*k);

メソッドbarを定義したおかげで, いろいろな図形が手軽に描けるようになりました. プログラミングではこのようにして, 操作の小さなまとまりをメソッドに定義し, 次にそれらを組み合わせて中ぐらいの大きさのメソッドを定義し, ということを繰り返します. これは実社会において, 小さな物を集めて部品とし, その部品を集めてさらに大きな部品を作ってゆくのと同じです.