10.2.5.5.5 メールボックスの場所

review_s10.2.5.1.1 メールアカウントの設定で,IMAPというものを選んだのを覚えているでしょうか. ここでは,メールサーバにIMAPというアクセス方法を使ってメールを読んでいることを前提に書きます. IMAPについての詳しいことについては,related_s10.4.2 POPとIMAPで解説します.IMAPを理解していないと,ここで書かれていることは十分に理解できないかもしれません.

IMAP方式では,受け取ったメールメッセージはメールサーバにたまっています.

メッセージを整理するために,新規にメールボックスを作る場所としては,2通りあります.

メールサーバの中にメールボックスを作ると,そのメールサーバにアクセスすることができるネットワーク上のどこからでも そのメールを読むことができます.ただし,教育用計算機システムにおいて,サーバのメールボックスの容量の上限は,ホームディレクトリの上限よりも少ないので,あんまりたくさんサーバ上にメールを溜め込むと,溢れてしまう危険があります.

ローカルなコンピュータ内にメールボックスを作ると, そこのメールボックス内にあるメッセージは,ローカルなコンピュータからしか読めないことになります.

Apple Mailにおいては,サーバ内に作る場合には,メールボックスを作成するときに指定する「場所」として,そのサーバに対応するメールアカウントの名前を選択すればいいです.ローカルなコンピュータ内にメールボックスを作る際には,「場所」として,「このMac内」を選んでください.