4.1 電源を入れてログインする

コンピュータを使える状態にするには, 1) 電源を入れて, 2) 「ログイン」という操作をします.

家でひとりだけで使っているパーソナルコンピュータでは,電源を入れただけで,すぐに使える状態になっているかもしれません.しかし,大学で使われているiMac端末のように,たくさんの人が利用するようなコンピュータにおいては,利用資格があるかどうかを確かめる必要があります.

利用資格のことをアカウントとも呼びます.たとえば,「私はこのシステムにアカウントを持っている」などという言い方をします.システムのアカウントを持つと,通常,そのアカウントに対する,ユーザ名やパスワードなどが与えられます.

「ログイン」とは,自分が何者であるかということ,およびシステムの利用資格を持っていることをシステムに伝えて,その利用を開始する操作のことです. それでは,順に説明していきます.

1) 電源を入れます.

コンピュータの外見は次のようになっています.このコンピュータをiMac端末と呼びます.

前面: [iMac端末前面の写真] 背面: [iMac端末背面の写真]

背面図の赤丸で囲った部分に電源ボタンがあります.これを押して間もなく画面が白くなり、 さらにリンゴの絵が現れます。 しばらく待って次の画面が表示されれば成功です.

[ログイン画面]

2) 「ログイン」します.

コンピュータに「私はこういう者でこれから使います」ということを知らせるために,キーボードから「ユーザ名」「パスワード」を入力します.ユーザ名は,個人ごとに与えられるシステムに登録されている名前で,システムの利用者は全員違うユーザ名を持っています.パスワードは,本人であることの確認に使われる暗証番号の役割をする文字の並びです.

キーボード: [キーボードの写真]

まずは,ユーザ名を入力しましょう. 上図のように,「Name:」と書かれた上の欄が青く囲まれている状態で,ユーザ名を入力してください.

[ユーザ名を入力]

ユーザ名を入力し終ったらReturn(Enterキーのことです)と書かれた大きなキーを押します.

[Enterキー]

「Password:」と書かれた下の欄が青く囲まれて,続けてパスワードを入力することができます.

(パスワードを人に見られてしまうと勝手に使われてしまいますので, 画面には「●」で何文字入力されたかだけ分かるようになっています.)

[パスワードを入力]

間違えないように注意してパスワードを入力し終ったら,再びEnterキーを押します.

次のような画面になれば,ログイン成功です.

[ログイン後の画面]

(各人の設定によって,最初の画面が微妙に異なることがあります.)

cautionログインに失敗すると, パスワードを入力するところからやり直しとなります. 「Name:」欄のユーザ名が間違っていないことを確認した上で,パスワードをもう一度入れ直してみましょう. この時, 文字を見間違えていないか注意するとよいでしょう.

caution「Name:」欄と「Password:」欄のどちらに記入するかは,いつでもマウスを使って変更可能です.

マウス: [マウスの写真]

たとえば,ユーザ名を記入し終わる前に, なにかの拍子に入力欄が移ってしまった場合 (下の欄「Password:」が青く囲まれてしまった場合) には, マウスを使って画面上の矢印 (マウスポインタ: ↑) を動かし, 上の欄で左ボタンをクリックしてください.