コンピュータシステムは,様々な種類のファイルを扱いながら,いろいろな処理を行っています.なかでも特に,原稿・プログラム・メモ書きなどの,文字だけから成るファイルのことをテキストファイルと呼びます. ワープロで作ったような,文字の大きさや色などの修飾情報入りの文章データが入っているファイルは, テキストファイルと呼ばないのが普通です.文字の修飾情報が入ってない文字データファイルであることを特に強調したい場合は,プレーンテキストファイルといいます.
プレーンテキストファイルは,コンピュータの世界での標準的な文書形式なので,プレーンテキストを扱うことのできるアプリケーションならば,オペレーティングシステムに関わらず読み書き可能です.
テキストエディタは,このテキストファイルを編集するためのものです. 単にエディタといって,テキストエディタのことを指すことが多いので,この章でも,単にエディタと呼ぶことにします.
エディタを使うことによって,プログラムを書いたり,文章を書いたりすることができます.
エディタがどのようにして文書を編集するかを示しているのが下の図です.
エディタがテキストファイルを編集する場合,まず,編集したいファイルをエディタの中に読み込みます.すると,エディタの画面上にファイルの内容が表示されるので,それを見ながら文章の加筆修正をすることができます.
エディタの中で編集した内容は,そのままではコンピュータのメモリ上にあるだけなので,最後にディスク上のファイルに保存する必要があります.逆に言うと,「保存」をするまで,エディタが表示している中身とディスク上のファイルの中身が違っているかも知れないということです.
15. エディタ | 15.1 エディタとは何か | 15.2 mi編 | ||
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Thu, 29 Apr 2004 11:23:05 JST (1919d) |