離れたコンピュータ間でファイルをやりとりするには, ftpというコマンドを使って行ないます. ftpというコマンド名はFile Transfer Protocol(あるいは, File Transfer Program)からきています.
ftpは2台のコンピュータ間でファイルをやりとりするものです. ftpコマンドを実行するほうの, いまログインしているコンピュータをローカルコンピュータと呼びます. ftpコマンドでこれから接続しようとするほうのコンピュータをリモートコンピュータと呼びます. これは必ずしも地理的な概念ではありません. すなわち, ユーザが今いる場所と地理的に近いか遠いかとは対応しない場合があります.
ftpを行なうためには, リモートコンピュータにアカウント(利用資格)をもっている必要があります. ftpは, 別のネットワークのコンピュータにアカウントをもっているときなどは非常に便利です. しかし, 教育用計算機システムのコンピュータにのみアカウントを持つ人は, 実際上は教育用計算機システムのコンピュータ間ではホームディレクトリが共有されているので, ftpを使ってファイルをやりとりする必要はほとんどありません. 教育用計算機システムにおいて, おそらく唯一ftpが必要になる機会は, あとで16. WWWと情報発信のところでやるように, 作成したHTMLファイルをウェブサーバに転送する場面でしょう.
14.3 ファイル転送 | 14.3.1 ftpとは | 14.3.2 ftpでのリモートコンピュータへの接続 | ||
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Tue, 25 Jan 2005 02:33:50 JST (1649d) |