14.2.1 リモートログイン(slogin)

以前は,UNIXの世界でリモートログインするときに使われるコマンドは, rlogin や telnet といったコマンドでした. しかし,これらのコマンドを使用すると,通信が暗号化されていないため,リモートログインの認証時に入力するパスワードなどが,ネットワーク上をそのまま流れて,悪意のある第三者に盗み見られてしまう可能性があります.

教育用計算機システムでは, rloginを用いずに,slogin というコマンドを用いてリモートコンピュータにログインします. sloginは SSH と呼ばれるものの一部で,通信が暗号化されています.暗号化について詳しいことは,related_s19.8 暗号化を参照してください.

slogin を使ってun001という名前を持つコンピュータに入ってみましょう.まず,Dockなどからターミナルウィンドウを起動し,コマンドラインから,以下のように入力します.

promptslogin un001 return2 Host key not found from the list of known hosts. Are you sure you want to continue connecting (yes/no)? yesenter Host un001.ecc.u-tokyo.ac.jp added to the list of known hosts. g999999@un001.ecc.u-tokyo.ac.jp's password:

などと出ます. 詳しくは説明しませんが, 最初の質問「リストに入ってないけど本当に接続する?」は,初めてのコンピュータに接続するときに聞かれますが, yes と答えてください. あとは,教育用計算機システムにおける自分のパスワードを打つとログインすることができます.

リモートログインしたコンピュータから抜けるときは, コマンドとしてexitを入力します.

un001$ exitenter

練習

教育用計算機システムのコンピュータであるun001にログインしてみましょう. ログインして最初に表示されるメッセージは, 「Welcome to (1) !」になります. 実際にログインして確かめましょう.