以前は,UNIXの世界でリモートログインするときに使われるコマンドは, rlogin や telnet といったコマンドでした. しかし,これらのコマンドを使用すると,通信が暗号化されていないため,リモートログインの認証時に入力するパスワードなどが,ネットワーク上をそのまま流れて,悪意のある第三者に盗み見られてしまう可能性があります.
教育用計算機システムでは, rloginを用いずに,slogin というコマンドを用いてリモートコンピュータにログインします. sloginは SSH と呼ばれるものの一部で,通信が暗号化されています.暗号化について詳しいことは,19.8 暗号化を参照してください.
slogin を使ってun001という名前を持つコンピュータに入ってみましょう.まず,Dockなどからターミナルウィンドウを起動し,コマンドラインから,以下のように入力します.
slogin un001 Host key not found from the list of known hosts. Are you sure you want to continue connecting (yes/no)? yes Host un001.ecc.u-tokyo.ac.jp added to the list of known hosts. g999999@un001.ecc.u-tokyo.ac.jp's password:
などと出ます. 詳しくは説明しませんが, 最初の質問「リストに入ってないけど本当に接続する?」は,初めてのコンピュータに接続するときに聞かれますが, yes と答えてください. あとは,教育用計算機システムにおける自分のパスワードを打つとログインすることができます.
リモートログインしたコンピュータから抜けるときは, コマンドとしてexitを入力します.
un001$ exit
教育用計算機システムのコンピュータであるun001にログインしてみましょう. ログインして最初に表示されるメッセージは, 「Welcome to (1) !」になります. 実際にログインして確かめましょう.
14.2 リモートコンピュータの利用 | 14.2.1 リモートログイン(slogin) | 14.2.2 外部ネットワークへログイン | ||
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Wed, 26 Mar 2008 17:26:28 JST (492d) |