14.2.3 外部ネットワークからログイン

外部のコンピュータ，特に自宅のコンピュータから教育用計算機システムのコンピュータにログインしたいと思うことがあるかもしれません． 外部と直接繋がっている教育用計算機システムのコンピュータは， UNIXサーバ(un001,un002,un003)があります．教育用計算機システムでは，セキュリティ上の理由により， 暗号化されないリモートログインをするコマンドであるtelnetやrloginなどを受け付けずにsloginのみでの接続を許可しています．

UNIXサーバ は， iMac端末 と同じく Mac OS X のオペレーティングシステムで動いているのですが， Apple Mail や Safari などの， GUI を用いるアプリケーションは利用可能でなく， UNIX のコマンドラインで使える命令のみが利用可能です．

自宅では Windows や Macintosh を使っていることが多いと思います． 既にインターネットサービスプロバイダと契約して， ADSL や FTTH などでインターネットに接続できる環境になっているという前提で書きます．

自宅のパソコンから， UNIX コンピュータへログインするためには， SSH 対応のソフトウェアを使うことになります．

Mac OS X の場合は， 最初から SSH がインストールされているので， sloginコマンドを使って，教育用計算機システムへのリモートログインが可能です．

Windows の場合は， たとえば， PuTTY などのターミナルエミュレータソフトが使えます． 日本語のドキュメントも充実していますので， 検索エンジンで「windows ssh」などと検索をかけて調べてみましょう．

もう一つの方法は， Linux などの UNIX 系のオペレーティングシステムを自宅のパソコンにインストールしてみることです． 簡単に SSH がインストールでき， slogin が使えるようになるはずです． Linux はコンピュータ雑誌の付録 CD-ROM などで手にいれるこ とができます．

SSHには，バージョン1とバージョン2があるのですが，教育用計算機システムに外部からログインするには，バージョン2を使わないとログインできません．