数値の符号化は,基本的には 2進数に沿っています. m ビット で負でない整数のみを表現する場合には, 0 から 2m-1 の範囲の数が表現可能です. たとえば 4ビット であれば, 次のように 0 から 15 = 24-1 の数が表現できます.
数値 | 0 | 1 | … | 7 | 8 | … | 14 | 15 |
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ビット列 | 0000 | 0001 | … | 0111 | 1000 | … | 1110 | 1111 |
現在多くの計算機で用いられている32ビットの場合には, 0 から 4294967295 = 232-1 の範囲を表現できます.
計算機,特に CPU が 1回の命令で扱う情報を ワード(word)と呼びます. これは計算機固有の値で, 現在では,1 word が 32ビット ないし 64ビット の計算機が中心となっています.
加減算などの演算の結果,この範囲を外れてしまうと, 当然のことながら正しい結果が表現できません. これを オーバーフロー (overflow) などと呼びます. オーバーフローが起きると,環境にもよりますが,別の数値になってしまってそのまま計算が続けられることもあるので,注意が必要です.
19.3 数値 | 19.3.1 非負整数 | 19.3.2 負の整数 | ||
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Fri, 11 Mar 2005 17:28:57 JST (1603d) |