Mac OS X独自の概念として,Dockというものがあります.
コンピュータはふつうウェブブラウザやメールクライアントといった個々のアプリケーションを起動してそれぞれ目的の作業を行うわけですが,頻繁に使うアプリケーションはすぐに起動できるようにしておきたいものです.またお絵描きアプリケーションで描いた絵をワープロの書類に貼付けたいなど,複数のアプリケーションを切り替えて作業することも多いでしょう.Dockは主に
といった作業を担います.
では,前節で起動してみたiCalをDockに登録してみましょう.前節の要領でApplicationsフォルダの中からiCalを探し出してください.
見つけたら,今度はダブルクリックせずにアイコンの上でマウスボタンを押し,押しっぱなしの状態のままでDockの方へと動かします(5.5 ウィンドウ操作でやった「ドラッグ」操作ですね).Dockの上まで持ってくると,アイコンが入るように新しいスペースが自動的にできるのがわかると思います.
登録する場所を決めたら,その上でマウスのボタンを放しましょう.スッとアイコンがDockに収納されたでしょうか? この操作を「アイコンをDockへドラッグ&ドロップする」という言い方をします.一度登録してしまえば,あとはクリック一つで起動できるので便利ですね.
登録したアプリケーションをDockから取り除くにはDockの外へとアイコンをドラッグ&ドロップします.まず, iCal を終了させてください.次に,iCalのアイコンの上でマウスボタンを押しっぱなしにして,押した状態のままDockの外へと移動させ,そこでマウスボタンを放してみましょう.煙のアニメーションが出て,アプリケーションがDockから消えたはずです.
消えたといってもあくまでDockの中からなくなっただけで,アプリケーション自体を削除してしまったわけではありません.また登録したくなったら同じ要領でApplicationsフォルダから登録してやればOKです.
先述したように,現在起動しているアプリケーションはDock内に表示され,下に青白い光が灯ります.光の灯った(つまり起動中の)アプリケーションのアイコンをどれかクリックしてやると,そのアプリケーションのウィンドウが最前面に表示され,メニューバーもそのアプリケーションのものに切り替わります.これをアプリケーションの切り替えといい.現在最前面に来ているアプリケーションが何であるかは,メニューバーの左側,アップルメニューの右に太字で表示されています.
5.5 ウィンドウ操作 | 5.6 Dockと利用法 | 5.7 ヘルプの見方 | ||
2009年度版に向けて現在作業中です.
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Fri, 28 Mar 2008 17:27:06 JST (490d) |