手紙を送るとき相手先の住所を書くように,電子メールを送るときも住所にあたるものを書く必要があります.この「住所」に相当するものをメールアドレスといいます.メールアドレスは一般に
のように、@(アットマーク)で二つの文字列を挟んだ形をしています.@の前の部分をローカル部,後ろの部分をドメインといいます.
ドメインについては14.1 ホスト名とドメイン名の章で詳しく触れますが、ここでは単にメールを受信してくれるコンピュータの名前と思って構いません.ドメイン名に関する決まりごとについては割愛しますが,大学や企業などの団体がドメイン名を持つときは、普通ドメイン名にその団体の名前を含めます.たとえばドメインに u-tokyo.ac.jp という文字列があれば,そのメールアドレスが東京大学に関係していることが分かります.教育用計算機システムのメールアドレスのドメイン部はmail.ecc.u-tokyo.ac.jpです.
ローカル部は通常,電子メールのアカウント名が入ります.教育用計算機システムにおいては,電子メールのアカウント名はiMac端末のアカウント名と同じです.例えば前期課程に所属していて学生証番号が999999の人のメールアドレスは,g999999@mail.ecc.u-tokyo.ac.jpとなります.
また,当然ながら宛先の住所が一意に定まる必要があるため,メールアドレスは一意に定まるようになっています. インターネットに接続された二つのコンピュータが同時に同じドメインを持たないように, 一つのコンピュータに同じ名前のアカウントが二つ存在することがないように, ドメインとアカウントの設計はそれぞれ工夫されています.
10.1 電子メールの基礎知識 | 10.1.1 メールアドレス | 10.1.2 メールサーバとメールクライアント | ||
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Tue, 18 Mar 2008 22:36:53 JST (500d) |