31.2.1. テキストエディットとは
テキストエディット (TextEdit) は、Mac OS X上で利用できるエディタです。後の章で扱う Emacs ほどは拡張性がありませんが、基本的な編集操作が行えます。テキストエディットにおける編集操作は。Apple Mailなどの多くのMac OS Xのアプリケーションにおける共通の編集操作になります。
フォントを変えたり、文字の大きさを変えたりできる文書フォーマットであるRTFフォーマットも編集できますし、純粋な文字情報のみのファイルフォーマットである標準テキストのエディタにもなります。
ここでは、標準テキストエディタとしてのテキストエディットについて扱います。
起動の仕方 #
アプリケーションフォルダにある、テキストエディット.appのアイコンをクリックすると起動します。
標準テキスト編集モードにする #
テキストエディットは、標準テキストを編集するモードと、RTF フォーマット(リッチテキスト)を編集するモードを切り替えることができます。まず、リッチテキストを編集するときのテキストエディットのウィンドウは次のようになっています。
一方、標準テキストを編集するときのテキストエディットのウィンドウの外観は次のようになります。文字のサイズや色などを設定する部分がありませんね。
これらを切り替えるには、メニューから、フォーマット標準テキストにする を選びます。それまでに文字を入力していた場合は、フォントや色などの情報は失われます。
新しいウィンドウを開いた時に、常に標準テキストにしたい場合、まず、テキストエディットのウィンドウをクリックして、メニューバーにテキストエディットのメニューを表示させます。そして、メニューからテキストエディット環境設定 を選びます。「フォーマット」のところのボタンがもし「リッチテキスト」のほうが青くなっていたら、「標準テキスト」のほうをクリックして青くします。
これで、次からテキストエディットを立ち上げたときに、標準テキスト編集モードになります。