17.1.1 表データ

表形式のデータの例として,ある学生の3年間5科目の成績データの処理を考えましょう.

科目英語数学国語社会理科
1年生4080405388
2年生6546668252
3年生6754657365

ここにある15個の数値は,計算の結果ではなく入力されるものです.これがデータ処理のもとになります.

この表をもとにして,データ処理をやってみましょう.まず簡単なところから,合計をやってみましょう.たとえば1年生での5科目の合計点はもちろん40+80+40+53+88ですが,これを手(電卓)で計算するのではなく,コンピュータにやらせてみましょう.そのためにまず「理科」の右に「合計」と書き入れます.それから「合計」の下,つまり「1年生の合計」に相当する場所に合計を計算する式を指定します.この式を表わすためには,加算をする5個の数値の場所が必要です.