20.4.1 パーソナルコンピュータとメモリ

パーソナルコンピュータにおいて,自分の動かしたいプログラムや扱うデータのサイズに合わせてメモリの量を決める必要があります. 2008年3月現在,市販されているパーソナルコンピュータでは1〜2GB程度のメインメモリを搭載している場合が多いようです.

メインメモリの増設は比較的簡単で, メモリスロット (memory slot)と呼ばれるメモリ設置場所に空きがあれば, そこに メモリモジュール (memory module)を差し込むだけです. ただしメモリモジュールには, デスクトップ型でも 72ピンSIMM(Single Inline Memory Module)や 168ピンDIMM(Dual Inline Memory Module), 184ピンRIMM(Rambus Inline Memory Module)などの種類があり, ノート型ではデスクトップ型とは違うメモリモジュールになりますから, 適切なものを選択する必要があります.

高解像度のディスプレイを利用するためには, あるいは3Dグラフィックスなどを利用するためにテクスチャなどを多数保存するためには, 多くのビデオメモリが必要です. 2008年3月現在,デスクトップ型で 128〜512MB程度, ディスプレイ解像度の低いノートブック型で 64MB〜256MB程度のビデオメモリを搭載した機種が多く市販されているようです.