20.6.4 ちょっと古いインターフェース

ちょっと古いインターフェース,古くなりつつあるインターフェースをまとめました.

名称規格コネクタ接続機器
キーボード*PS/2 (Personal System/2)6ピンミニDIN (Deutsche Industrie Norm)キーボード専用
マウス*PS/26ピンミニDINマウス専用
シリアル* (Serial)RS-232C/RS-4229ピンD-Sub/25ピンD-Subモデム, マウス, TA (Terminal Adapter) など
パラレル* (Parallel)セントロニクス(IEEE 1284)25ピンD-Sub主にプリンタ
SCSI+ (Small Computer System Interface)SCSI/Wide SCSI50ピン/68ピンSCSISCSI機器(ハードディスク, CD-ROMなど)

PS/2

デスクトップPCではキーボードとマウスは同一の形状の6ピンミニDINに接続するものがあります. 接続先を間違いやすいので注意しましょう.

シリアル

RS-232Cが古くから使われてきた規格であり,アナログモデムを外部接続する場合にはUSB以外ではここに接続します. COMポートなどと呼ばれることもあります.

パラレル

「プリンタポート」「セントロニクス」と呼ばれることもあります. 本来はさまざまな周辺機器を接続できますが, もっぱらプリンタの接続用途に使われているようです.

SCSI

「すかじー」と読みます. ハードディスクドライブや DVDドライブは, ATA ではPCの内部にしか増設できませんが, これを使うと外部にも増設できます. また, 周辺機器を7台(15台のものもある)までデイジーチェーンでつなげられるという利点があります. ただし, ケーブル長やとり回しなどが難しいという問題もあり、 最近では高価なコンピュータでハードディスクを接続する場合にのみ用いられるという傾向にあります.

少し古いデスクトップPCの場合には「シリアル」「パラレル」「マウス/キーボード」は最初からマザーボードに備わっています. また「ネットワーク」や「サウンド」も備わっていることが多いでしょう. それで足りない場合や, 高品質のものを求めたい場合には拡張カードを用いて増設できます.