サンプルのHTML文書中で,<html>タグは次のように使われていました.
<html lang="ja"> … </html>
この左の<html>を開始タグ,右の</html>を終了タグと言うのでした.また lang="ja" は<html>〜</html>の部分が日本語で書かれているということを意味しています.このようにタグで挟まれた文書に情報を付け加えるものを,属性と呼びます.
一般にHTML文書中で
<tag attr="..."> … </tag>
と書かれているとき<tag …>を「開始タグ」,</tag>を「終了タグ」と呼び,attr="..."の部分をタグの「属性」と呼びます.属性は2つ以上書かれることもあります.また,<tag …>から</tag>までの全体を「tag要素」という言い方で表します.たとえば
<h1>東大太郎の自己紹介</h1>
と書かれているとき,タグまで含めた全体をh1要素と言います.これらの用語はHTML文書を扱う上で頻繁に用いられるので,覚えておいてください.
さて,HTMLではタグで挟まれた文書の中にさらにタグを書きます.例えばサンプルのHTML文書中では
<body> <h1>東大太郎の自己紹介</h1> </body>
となっていますね.一般に
<tag1> <tag2> … </tag2> </tag1>
というようにタグが配置されているとき,「tag1要素はtag2要素の親要素である」「tag2要素はtag1要素の子要素である」という言い方をします.ここで注意すべきことがあって,HTMLでは次のような書き方は禁止されています.
<tag1> <tag2> … </tag1> </tag2>
こう書くと,<tag1>〜</tag1>で囲まれた部分と<tag2>〜</tag2>で囲まれた部分が交差してしまい,うまく親子関係が定まりません.HTMLでは要素の親子関係が正しく決まるようにしなければならないので,タグを打つときはそのことに気をつけてください.開始タグと終了タグを必ずセットで入力する癖をつけておくと良いでしょう.
16.3.1 HTML文書の大域的構造 | 16.3.2 HTMLに関する用語と注意 | 16.3.3 head要素 | ||
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Tue, 25 Mar 2008 00:16:00 JST (494d) |