9.1.1 ウェブとは?において、ウェブページの中核的な機能はハイパーリンクであると述べました。すると、ウェブページを参照するための方法があるはずです。具体的に言うと、ウェブページ中の文字にリンクを貼るとき、リンク先のウェブページなどの場所を指定する方法が必要になります。その仕組みをURL(Uniform Resource Locator)といいます。これは直訳すると「統一資源位置指定子」となり、「統一的に」「インターネット上にあるウェブページなどの資源の」「場所を指定する」という意味になります。簡単に言うとウェブページの住所のようなものです。ちなみにURLが指し示すものはあくまで「インターネット上にある資源の場所」なので、一般的にはウェブページ以外にもURLで場所を指定されるものはあります。
たとえば東京大学のウェブページのURLは、例えば次のような形をしています。
http://www.u-tokyo.ac.jp/index_j.html
これを見ると、URLは"http:","//www.u-tokyo.ac.jp","/index_j.html という三つの部分から構成されることが分かります。詳細は14.1 ホスト名とドメイン名および16. WWWと情報発信で述べますが、今はウェブページを指し示すURLが "http://"+"ウェブページの置いてあるコンピュータの場所"+"コンピュータ内におけるウェブページの位置"という3つの要素で構成されるということを覚えておいてください。
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Wed, 19 Mar 2008 02:17:10 JST (500d) |