15.3.8 文字エンコーディングの設定

テキストエディットでは,ファイルを開くときに使われる漢字コードと 保存するときに使われる漢字コードを設定する必要があります. すでに学んだように,よく使われる漢字コードすなわち漢字のエンコーディングには,JISコードや,シフトJIS ,日本語EUCや,Unicode(UTFフォーマット )があります.

メニューのテキストエディット環境設定から, 環境設定ダイアログを開きます. そこで,「デフォルトの標準テキストエンコーディング」のところが 設定するところです.開きたいファイルの文字エンコーディングに合わせて,設定してやる必要があります.

開くのほうのエンコーディングは,設定を「自動」にしておけば,自動的にただしくファイルのエンコーディングを判定して開いてくれる場合もありますが,そうでない場合もあります.UTF-8を扱うのならば,自動判別にするのではなく,UTF-8に設定しましょう.現在のECCSの標準環境(すなわち,なにも設定しない場合の環境)においては,「開く」のテキストエンコーディングはUTF-8になっています.

「保存」のほうは,ここで選んだエンコーディングが, 新しく作成したファイルを保存するときに,最初の選択肢として出てくる文字エンコーディングになります.

利用したいエンコーディング方式がリストにない場合は,デフォルトの標準テキストのエンコーディングの メニューの中で,エンコーティングリストのカスタマイズを選んでみてください.

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テキストエディットのメニューからファイルを開いて,文字エンコーディングを指定する方法もあります.テキストエディットのメニューから,ファイル開くを選びます.すると,以下のようなダイアログが出るので,UTF-8で開くならば,「標準テキストのエンコーディング」を「Unicode(UTF-8)」に設定して,ファイルを選択し,「開く」ボタンをクリックすると,きちんと開けます.ダブルクリックしてファイルが開けない場合には,ぜひこの方法を試してみてください.

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