openコマンドは,Mac OS X特有のコマンドです.
GUIの環境におけるファイルのアイコンをダブルクリックするという操作に相当することが, コマンドラインにおいても可能になります. たとえば,
open hogehoge.txt
をすると,hogehoge.txtというファイル名を持ったファイルをダブルクリックして開いたのと 同じことになります.txtという拡張子を持つファイルは,通常テキストエディットというアプリケーションに 関連づけられているため,hogehoge.txtがテキストエディットによって開かれることになります.
open -a TextEdit hogehoge.html
などとすることによって,ファイルを開くのに使うアプリケーションを明示的に指定することもできます.
ファイルをテキストエディットで開くことはよくあるので,単に -e オプションを指定するだけで,テキストエディットで開けるようになっています.
open -e hogehoge.html
ApplicationsフォルダやUtilitiesフォルダに入っているアプリケーションプログラムならば, -a オプションを指定して起動することができます.
open -a X11
また
open http://www.ecc.u-tokyo.ac.jp/
などとURLを書けば,ブラウザでそのURLのウェブページを見ることができます.
また,openコマンドでフォルダを指定すれば,そのフォルダをFinderのウィンドウで開くことができます.
たとえば,
open .
とすると,カレントディレクトリ (現在いるディレクトリ) を新規の Finder ウィンドウに表示します (カレントディレクトリとは何かなどは,13. ファイルシステムの章で学びます).
Finderにおいて,上記に相当する操作は,13.3.2 ファイルを開くに説明があります.
なお,Windowsのコマンドプロンプト(またはMS-DOSプロンプト)で同様の事を行う場合には,startコマンドを用います.Windows 2000以降では,startを省略してもほぼ同様の動作を行わせることが可能です.
12.6 ターミナル | 12.7 openコマンド | 12.8 確認テスト | ||
2009年度版に向けて現在作業中です.
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Wed, 08 Jun 2005 17:01:55 JST (1514d) |