13.4.10 ディレクトリの操作

ここではディレクトリの作成,複製,移動,削除をするコマンドの使い方を学びます.

ディレクトリの作成

新しいディレクトリを 作成するには,mkdirコマンドを使います.

たとえば,

promptmkdir documents return2

という入力によってカレントディレクトリに新しいディレクトリ documents が作成されます.

ディレクトリの複製

ディレクトリの複製にはファイルのときと同じく,cpコマンドが使えます.ただし,ディレクトリをコピーする時は,cpコマンドには -r オプションを付ける必要があります.使い方はファイルのときとほぼ同じです.

promptcp -r ~g000002/documents ~/tmp return2

今,~g000002/documentsはディレクトリだとしましょう.この例では,もし,~/tmpというディレクトリがあらかじめ存在すれば,~/tmpの下にdocumentsというディレクトリを作り,~g000002/documentsがそこにコピーされます.もし~/tmpというディレクトリがなければ,~g000002/documentsというディレクトリがtmpという名前になって,そこにコピーされます.

ディレクトリの移動

ディレクトリの移動にはファイルのときと同じく,mvコマンドが使えます.-r オプションは必要ありません.使い方はファイルのときと大体,同じです.

promptmv report/jouhou documents/ return2

report/jouhouはディレクトリだとしましょう.この例では,もし,カレントディレクトリにdocumentsいうディレクトリがあらかじめ存在すれば,documentsの下にjouhouというディレクトリを作り,report/jouhouというディレクトリがそこ移動します.もし,documentsというディレクトリがなければ,report/jouhouというディレクトリがdocumentsという名前になって,そこに移動されます.

ディレクトリの削除

ディレクトリの削除にはrmdirコマンドを使います.しかし,これは空のディレクトリしか削除できません.

promptrmdir tmp/ return2

さらに強力なコマンドとして,rmコマンドに-rオプションをつけるという方法があります.これだとディレクトリにファイルが残っていても消せますが,強力な半面,危険なコマンドでもあります.

Finderにおいて,上記に相当する操作は,review_s13.3.4 フォルダの作成に説明があります.