計算機の中において, すべての情報がビット列で表現されていることは, すでに書いた通りです. それでは,どのようなビット列を用いて,情報を表現しているのでしょうか?
たとえば,出席簿の記録を考えてみます. 仮に出席ないし欠席のみを表現したいのであれば, 1ビットで十分であり,たとえば次のような対応表が使えます.
出欠 | 欠席 | 出席 |
---|---|---|
ビット列 | 0 | 1 |
仮に遅刻や早退の記録も残したいとすると, 次のように 2ビットのビット列で表現することになります.
出欠 | 欠席 | 遅刻 | 早退 | 出席 |
---|---|---|---|---|
ビット列 | 00 | 01 | 10 | 11 |
このように情報を何らかの記号ないし記号の列によって表現することを符号化と呼び, 上の対応表で示されるような情報と記号との間の対応付けの体系, または情報に対応付けられた記号そのもののことを, 符号 ないし コード (code) と呼びます. 特に,ビット列 (2進数) による符号化のことを 2進符号化 と呼びます.
19.3.4 精度と範囲 | 19.4 符号化 | 19.5 文字 | ||
2009年度版に向けて現在作業中です.
このページに関してお気づきの点がありましたら
コメント投稿システムまでお願いします.
|
Tue, 15 Mar 2005 03:44:37 JST (1599d) |