19.5.8 文字コード変換

JISコードや日本語EUCやシフトJISなどの文字コードは使っている文字集合がほぼ同じなので, 互いに変換可能です.

例えば, nkfというコマンドラインで動くプログラムを用いれば, JISコードで書かれたファイルを日本語EUCに変換することができます. たとえば,hogehoge.txtという名前のファイルを日本語EUCにして,hogehoge-e.txt という名前で保存するには,コマンドラインから,

promptnkf -e hogehoge.txt > hogehoge-e.txt return2

となります.>の記号がなにを意味しているかなどは,related_s28.2 リダイレクションを参照してください.nkfのような漢字コードを変換するためのUNIXコマンドを漢字コード変換フィルタなどといいます.

またテキストエディットや,Emacsなどのエディタでもいろいろな文字コードのファイルを作成することができます.

たとえば,テキストエディットでは,以下のような操作で実現できます.テキストエディット環境設定で開く環境設定ダイアログの「デフォルトの標準テキストエンコーディング」の欄を「開く」をJISコード(ISO-2022-JP)に設定して, ダイアログウィンドウを閉じます.変換したいファイルを開いて,メニューからファイル別名で保存するを選びます.そのときに「標準テキストのエンコーディング」として,日本語EUCを選べば,日本語EUCで保存できます.