文字列処理のプログラムでは, データファイルから1行読んでは何かの処理をして出力する, ということを繰り返します. コマンド grep の動作は, 読んだ行の内容に検索パターンを適用し, 「合格」したら表示し「不合格」なら表示しない, ということになります. この動作を少し高級にして, パターンに合致した部分を別の文字列に置き換えることができると, 文字列処理の応用範囲が拡がります.
UNIXでは"sed"というコマンドがそのために設けられています. これは "Stream EDitor" の略で, 入力文字流を編集して出力へ流し出す という感じのプログラムです.
早速, 例をやってみましょう,
データファイル Statis.txt では日本語をローマ字で綴っていますが, 「し」, 「ち」, 「つ」はヘボン式で"shi", "chi"及び "tsu"となっています. これらを一斉に"si", "ti", "tu" に置き換えてみましょう.
17.3.2 文字列の置換 | 17.3.2.1 文字列置換 | 17.3.2.2 文字列置換2 | ||
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Fri, 02 Jul 2004 14:18:48 JST (1855d) |