これまでに様々な形式のコンピュータ ハードウェア 構成法が提案されてきました. 仮想のコンピュータとして, チューリングマシン があります. チューリングマシンは,計算可能性(情報処理可能性)の指標として用いられる仮想のコンピュータであり, 現実のコンピュータとはかなり異なっています.
現在のコンピュータハードウェアが基本とする考え方は, フォンノイマン(von Neumann)によって理論的な枠組みが提案されたもので, ノイマン型コンピュータとか プログラム格納方式と呼ばれます. ノイマン型コンピュータは,図に示すように CPU (Central Processing Unit: 中央演算装置) と メモリ (主記憶装置)が中心をなし,これに入出力のための 周辺装置 を加わえた構成を採っています. 実際に計算(情報処理)を実行するのは CPU であり, データとプログラムの全情報はメモリ上に保持されます. CPU は,メモリ上のプログラムを読みつつ,メモリ上のデータを処理します. また周辺装置は入出力インターフェースを介して接続されます.
メモリや入出力インターフェースを結んでいる通信路を バス(bus)と呼びます.
また周辺装置としては,以下のようなものがあります.
入力装置 | キーボード,マウス,スキャナなど |
出力装置 | ディスプレイ,スピーカー, など |
外部記憶装置 | ハードディスク,CD-RWドライブなど |
通信装置 | ネットワークインターフェースなど |
18.4 プログラミング | 18.5 ノイマン型コンピュータ | 18.6 プロセス | ||
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Thu, 24 Mar 2005 04:24:18 JST (1590d) |