18.6.2 プロセスの強制終了

プログラムがうまく動かなくて,通常の操作では終了できなくなり,強制的に終了したくなる場合があります.そのようなときは,プロセスの強制終了をするとよいでしょう.ただし,保存してないデータなどは失われますので,通常の手段では終了できない場合の最後の手段だと思ってください.

強制終了には,UNIXのコマンドラインから行う方法と,Mac OS X特有の方法があります.

UNIXのコマンドラインからの強制終了

まず,UNIXのコマンドラインから強制終了を行う方法を書きます.まず,ターミナルウィンドウにおいて,

promptps return2 PID TT STAT TIME COMMAND 501 p1 S 0:00.12 -bash 540 p1 S+ 0:15.13 emacs 省略

などとして,実行中のプロセスを表示させます.

プロセスの強制終了にはkillというコマンドを使います.たとえば,emacsのプログラムを強制終了するには,psした結果プロセスIDが540なので,

promptkill 540 return2

とします.これでも終了しないようならば,

promptkill -9 540 return2

とします.

Mac OS X特有な方法

commandoption を同時に押しながら,escを押すと,起動中のプロセスの一覧が出ます.ただし,コマンドラインから起動したプログラムなどは表示されません.

ここで強制終了したいプロセスをマウスで選んで,強制終了ボタンを押します.

kill.png