10.2.5.5.7 スパムフィルタ

スパムメールとは,頼んでもいないのに送られてくる広告メールのことです. ここでは,スパムメール(迷惑メール)を自動的に判定して,スパム用のメールボックスに振り分ける方法について書きます.このように,スパムだけを取り除こうとするための仕組みを,スパムフィルタといいます.

メールアドレスをウェブページで公開したりすると,スパムが毎日たくさんくるようになります. スパムには‘big money’だとか,よく含まれる文字列がある程度決まっています. Apple Mail には, スパムかどうかを,送信者やタイトル,本文などから統計的に判断する機能があります.

最初は,トレーニングモードといって,ひとつひとつのメッセージについて,スパムかスパムでないかを Apple Mail に手動で教えてあげる必要があります.これは,ツールバーにある「迷惑メール」ボタンで行います. もし,「迷惑メール」ボタンがなければ,表示ツールバーをカスタマイズを選ぶことにより,Apple Mailのツールバーをカスタマイズして,「迷惑メール」ボタンを表示させるようにしてください.

[「迷惑メール」ボタン]

メッセージ一覧において茶色に表示されるのが,スパムと判断されたメッセージです.実際はスパムでなければ,メッセージを選択したあと,「迷惑メールでない」ボタンを押してください.逆に,茶色で表示されてないのに,実際にはスパムだった場合には,「迷惑メール」ボタンを押してください.

スパムかスパムじゃないかを判定する精度が上がったら,トレーニングモードを卒業します.Mail環境設定の「迷惑メール」のところで設定できます. 「「迷惑メール」メールボックスに移動する」を選べば,スパムと判断されたものが,自動的に「迷惑メール」メールボックスに移動されます.

スパム側も‘money’と書くかわりに‘m0ney’と書いてみるなど,スパムフィルタ対策をしてくることもあり,スパムかスパムでないかの判定は,完全ではありません.