メールを複数の人に送るには,次の図のように宛先の欄に複数のメールアドレスをカンマで区切って並べてください.3人以上に送る場合こともできます.
またメールの直接の送信先以外にコピーを送っておくべき人がいるときは,その人のアドレスをCcの欄に書きます.Ccというのはカーボンコピーの略です.宛先欄で指定された人がメールを受信すると,そのメッセージの宛先およびCcの一覧を見ることができます.またCcでメッセージを受け取った人も,メールの宛先とCcの一覧が全て見られます.
Bccというのはブラインドカーボンコピーの略です.基本的な機能はCcと同じなのですが,Bccに指定された人のアドレスは他の受信者から見えないようになっています.つまり,メールの宛先,Ccに書いた人に知られずに,こっそりとメールを送る事ができるわけです.
このBccを利用すると,受信者のアドレスを隠して一度に複数の人にメールを送ることができます.たとえばサークルの新歓行事の案内を複数の新入生に送ることを考えましょう.新入生のアドレスを全て宛名に書けば,確かに全員にメールは届きます.しかし新入生同士はまだ赤の他人である可能性が高く,宛名とCcの欄だけでメールを一斉に送ると新入生のアドレスを勝手に他人にばら撒くことになってしまいます.当然これはよくないことです.ここで送信先のアドレスを全てBccに指定すれば,受信者は誰にメールが送られたのか分からないので,勝手にメールアドレスが他人に広まるという事態を避けられるのです.
携帯電話などでは宛先欄しか指定できないことが多いので,CcやBccになじみのない方もいるでしょう.しかしメールを複数の人に送るときは,アドレスの指定をどうするべきか,今一度考えてみてください.
10.2.2.1 新規メールの作成 | 10.2.2.2 複数の宛先 | 10.2.2.3 署名 | ||
2009年度版に向けて現在作業中です.
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Thu, 27 Mar 2008 11:41:44 JST (491d) |