8.1.3 漢字の入力

漢字を入力するには，まずひらがなで読みを入力し，次にを押して漢字に変換します．

テキストエディットを起動して，まずは以下のように入力してみてください．

次にを押すと，今入力した部分が漢字に変換されます．

うまく変換できましたか? できていれば，を押して確定してください．

一回を押すだけで希望通りの漢字に変換されるとは限りません．例えば「きょうようがくぶりかいちるい」が次のように変換されてしまったとします．

このような場合は矢印キーを使って「一塁」の所に移動し，何回かを押して希望の漢字に変換します．

「ことえり」は前後の文脈や，ユーザの過去の変換履歴などに基づいてどの漢字に変換するかを選びます．従って単語ごとに変換するよりもある程度長めの文章を変換した方が精度は上がり，また，「ことえり」を長く使い続けるほど精度が上がります．

文節の分け方

ところで先ほどの「教養学部理科一類」の例では，一度を押した時点で自動的に「教養」「学部」「理科」「一塁」といくつかの文節に分割されました．これは「ことえり」が自動的に文節に分割し，各文節毎に漢字に変換しているのです．しかしこの文節の分け方がおかしいと，結果的に正しく漢字に変換されないことになります．そのような場合にはユーザが手動で正しい文節に分割する必要があります．例えば「きょうようがくぶぶんかいちるい」を変換して，次のように分割されてしまったとします．

このように文節の分け方がおかしい場合は，を押しながら矢印キーを押すことで各文節の長さを変更できます．上の例では，まず右矢印キーを押して「学」の文節に移動し，そこでを押しながら右矢印キーを押すことで「学部」まで文節をのばすことができます．

正しく文節に分けられたら，各文節に移動して，正しい漢字に変換します．

これでよければ，を押して確定します．

入力の練習

以下の欄の左に書かれた文を右の欄に入力してみましょう．下の採点ボタンを押すと正しく入力できたかどうかが判定されます．