16.4.13 補足(2) 色の指定方法

RGB値による指定

よく知られているとおり,光の色は「光の三原色」と言われる赤色・緑色・青色の光の強さで決まります.現在広く普及しているディスプレイでは光の三原色の強さをそれぞれ0から255までの256段階の数字で指定することができ,それぞれの色の強さを決めることで一つの色を表現します.たとえば白色は,赤色・緑色・青色の全ての強さを255にすると得られます.また,青色の強さを0にして赤色と緑色の強さを255にすると,黄色になります.

HTML/CSSにおいて色を指定するときは,赤色・緑色・青色の光の強さを16進数で表します.一番大きい255は16進数でFFですから,それぞれの光の強さは16進数で2桁の数字となります.この2桁の数字3つを赤・緑・青の順に並べて頭に#を付けると,色名になります.

例:赤=255(ff),緑=0(00),青=0(00)

<span style="color:#ff0000">赤色</span>

赤色

例:赤=100(64),緑=200(c8),青=150(96)

<span style="color:#64c896">緑っぽい色</span>

緑っぽい色

これで赤・青・緑それぞれ256段階ずつ,合わせて16777216個の色を使い分けることができるわけです.しかし求める色に対応する数字を求めることは,人の手ではまず出来ません.色に対応する数字を調べるには,OSについているペイントソフトなどを使ってください.

色名による指定

次に挙げる17色は,RGB値で指定しなくても色名を書けば実現することができます: maroon,red,orange,yellow,olive,purple,fuchsia,white,lime,green,navy,blue,aqua,teal,black,silver,gray

この他にもウェブブラウザによっては色名が数多く定義されているようですが,それらがどの程度一般的に通用するのかは分かりません.