26.1.2.3 規則性

プログラムSquaresの出力結果です.

Square of 1=1 Square of 2=4 Square of 3=9 Square of 4=16 Square of 5=25 Square of 6=36 Square of 7=49 Square of 8=64 Square of 9=81

このプログラムでは,System.out.printlnの パラメータが

"Square of " + i + "=" + i*i

となっていました.文字列1個ではありませんね.

この中に3回使われている "+" 記号は,数値の加算ではなく 文字列の連結をするためのものです.iとi*iとは,数値として計算されたあと,文字列に変換され,さらに文字列"Square of"と連結されています.このようにして結局 System.out.println は1つの文字列を扱うことになます.

この出力結果の規則性は,もちろん,i*iのところにあります.

プログラムSquaresで使った次の構文

for(i=1; i<=9; i=i+1)

は,反復構文というもので,コンピュータの高速性を活かすためには必須のものです.たとえば「実行継続の条件」である "i<=9" を "i<=1000" に変えるだけで,同じプログラムが1000行の結果を出力するようにできます.