自乗の表の例題では,実行されるのが「ひとつの操作」でした.しかしこれでは,単純な表のようなものしか表示できません.毎回の繰返しでもっと複雑な操作をするには,繰り返される(複数の)操作を「ナミカッコ」つまり{ と }で囲みます.
次の例では,べき乗の表を出力します.
class Powers { public static void main(String argv[]){ int p, v; v=1; for(p=0; p<10; p=p+1){ System.out.println("2 to the power of " + p + " = " + v); v = v*2; } } }
導入のところでも,複数の行の表示をするための「まとめ役」としてナミカッコが使われていました.ナミカッコはこの役目のためにさまざまなところで活躍しています.
繰り返されているのは,出力命令(System …)と,vを2倍する操作です.「ナミカッコ」の位置は,この2操作を囲んでいればどこにあってもいので,次のようないろいろな書き方があります.本コースでは最初の書き方をしていますが,見やすければどれでも構いません.
for(… …){ … … } for(… …){… …} for(… …) { … … }
実行結果はどうなるでしょうか.出力命令の中のpとvの値が,繰返しにつれて変ってゆくのが「みそ」です.
26.1.2.3 規則性 | 26.1.2.4 まとめて繰り返す | 26.1.2.5 まとめ反復 | ||
2009年度版に向けて現在作業中です.
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Thu, 03 Mar 2005 13:50:16 JST (1611d) |