通算日のプログラムでは,配列には各月の日数を入れました.いわば,最初に設定したらあとは参照するだけの表(table)として,配列を使った訳です.配列の使用法としては最も単純なものと言えます.
配列の使い方として次に単純なのは,配列を一列の欄だと思って,チェックをつけるようにして使うやり方です.ここではその代表例として,エラトステネスのふるい法による素数表の作成をみてみましょう.この方法では,自然数をあらかじめ書いておきます.19までの素数を求める例でやってみましょう.
2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12, 13, 14, 15, 16, 17, 18, 19
まず 2の倍数を全部消します.すると
2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12, 13, 14, 15, 16, 17, 18, 19
となります.次に,残っている数のうちの最小のもの,すなわち3を選び,3の倍数を全部消します.すると
2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12, 13, 14, 15, 16, 17, 18, 19
となります.新たに9と15が消えました.次に5の倍数を消しますが,15までの範囲ではもう消す数はありません.5の2倍,3倍,4倍はすでに消されていますし,5の5倍は25だからです.
26.1.6.9 通算日 | 26.1.6.10 チェックリスト | 26.1.6.11 素数表 | ||
2009年度版に向けて現在作業中です.
このページに関してお気づきの点がありましたら
コメント投稿システムまでお願いします.
|
Thu, 08 Apr 2004 17:31:13 JST (1940d) |