配列はたくさんの変数のまとまりですから,整数や実数ひとつの場合とは異なる記法を使います.まず定義ですが,ふつうの変数が
int a;
であるのに対して
int b[ ];
というぐあいに[ ]と後につけます.あるいは括弧を先につけて
int[ ] b;
とします.どちらでも構いません.
しかし,上のように定義された配列変数は,その内容となる値はおろか,添字の範囲もわかりません.実際に定義にする場合は
int c[ ]={45, 15, 64, 11}
というように内容値を並べたり,
int d[ ]=new int[100];
というように大きさ(サイズ)だけを指定して指示します. 大きさ(長さ)は,このように定義したあとでは変更することはできません. また,配列として定義した変数のサイズは変数名.lengthで知ることができます.
Javaでは,添字はゼロから始まる自然数に限られています.上の例では,
c[0]=45, c[1]=15, c[2]=64, c[3]=11,
です.この配列のサイズが4であることに注意しましょう.また,上の例のdではサイズが100ですから,要素は
d[0], d[1], d[2], ..., d[98], d[99]
となります.d[100]は存在しないことに注意しましょう. プログラミングにおいて,よくまちがえる点です.
配列では,一度決めたサイズは変えられません.これが不便な場合にはJavaでは別のやり方が用意されていますが,単純な配列の方が効率良く書込み・読出しができます.
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Sat, 15 May 2004 00:24:09 JST (1904d) |