17.4.9 二次方程式の解の計算

2次方程式 x^2 + 2x + 1 = 0 の解を計算させてみましょう．(「x^2」は「xの2乗」を表わしていると思って下さい. )2次方程式 ax^2 + bx + c = 0 の解は，(-b ± √(b^2-4ac))/2a なので，解の1つは

# (-2.0 +. sqrt(2.0*.2.0 -. 4.0*.1.0*.1.0)) return2 /.(2.0*.1.0) ;; return2 - : float = -1 #

のように求めることができます．

review_s17.4.3 千年の秒数と実数を使った数式で説明したように, Ocamlでは実数どうしの計算は「2.0」のように小数点を付けて数を書き，「+.」のようにピリオドの付いた演算子を使う約束でした. 少し格好悪いのですが，ともかく求めることができました．ちなみに sqrt(x) は実数 x の平方根を求める関数です．

x^2 + 5x + 6 = 0であれば，

# (-5.0 +. sqrt(5.0*.5.0 -. 4.0*.1.0*.6.0)) return2 /.(2.0*.1.0) ;; return2 - : float = -2 #

という具合です．

17.4.8 変数を使って式を整理する HWB/情報の処理/プログラミングの基本 - Ocaml編/変数を使って式を整理する 17.4.9 二次方程式の解の計算 HWB/情報の処理/プログラミングの基本 - Ocaml編/解の公式を定義する 17.4.10 解の公式を定義する
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Mon, 04 Jul 2005 02:18:03 JST (1489d)