「猫が歩く」と同じように「星印5個の横棒」と言えるでしょうか. Javaでは, プログラムを作る人がきちんと定義してやれば, この「概念化」が可能です. やってみましょう.
static void bar5( ) { int i; for(i=1; i<=5; i=i+1) System.out.print("*"); System.out.println( ); }
これが「概念の中味の定義」になります. 名前はbar5です. これが書いてあれば, プログラムの中で bar5( ); と指定するだけで(実際には「定義」の中味が実行されて)星印5個の横棒が表示できます.
名前"bar5"の後の括弧の対 "( )" に注意しましょう. これがついていると, Javaでは"概念化されたもの"あるいは"部品プログラム"であると理解されます.
直角三角形はこれで描けるでしょうか.ちょっと大変ですね. なぜなら
bar1( ); bar2( ); bar3() ; ,,, bar6( );
なんて書くのは大変ですし, だいいち「概念定義」を6通りも書かなければならないからです. これなら二重の繰返しのほうがよほどスマートです.
ここで, "bar1"から"bar6"までが異っているのは, 星印の個数だけです. これを利用して, Javaのメソッドでは, パラメータという方法でこの問題を回避することができます.
17.2.10 概念の原型 | 17.2.11 メソッド | 17.2.12 パラメータ | ||
2009年度版に向けて現在作業中です.
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Tue, 06 Apr 2004 00:16:02 JST (1943d) |