17.2.1 原始プログラム

まず一番簡単な例として, 一日の秒数をコンピュータに計算させてみましょう. 要するに, 60×60×24をやらせるわけです.

もしあなたが数式を入力するとすぐに結果を返してくれるタイプの処理系を実行していた場合は,その処理系に

60*60*24

と打ち込めば結果が表示されます. 行末にはreturnを打ちます. ここで乗算記号として「×」ではなく「*」を使うのが, コンピュータ関連では一般的です. 同じように除算記号として「÷」ではなく「/」を使います.しかし残念ながらJavaでプログラムを実行するためにはもう一手間必要です.(数式を入力するとすぐに結果を返してくれるタイプの処理系にはOcamlなどがあります.related_s17.4 プログラミングの基本 - Ocaml編)

Javaではまず「この計算をやって表示しろ」という指令, すなわちプログラムをエディタで作ります. 計算の指示自体は普通どおりに 60*60*24 と書きます. 表示の指示は, この式を使って System.out.println(60*60*24); と書きます.

まだまだJavaのプログラムにはなりません.