20.2.1 PC/AT互換機

もっとも一般的なパーソナルコンピュータです. IBMが発売したIBM PC/ATと互換なコンピュータというのがもともとの意味です.

昔のパーソナルコンピュータは,パーソナルコンピュータの種類ごとに動かすオペレーティングシステムが異なりました.そのコンピュータ特有のオペレーティングシステムを持っていたのです. しかし,MS-DOSというオペレーティングシステムが動くIBM PCが爆発的に売れて,このIBM PC/ATのハードウェアの仕様が公開されていたために,IBM PC/ATのハードウェアの仕様にのっとった互換機が次々と作られました.そしてそれらの互換機でもWindowsが動くようにオペレーティングシステムが作られるようになりました.

PC/AT互換機は,単に互換機と呼ばれたり,PCと呼ばれたりします.DOS/Vパソコンなどと呼ばれることも あります.MS-DOSの後継のWindowsが動作するため,Windowsパソコンなどと呼ぶこともあるかもしれません.

PC上で動かせるオペレーティングシステムもWindowsだけではありません.LinuxなどいろいろなオペレーティングシステムがPC上で動くように開発されています.