20.7.1 パーソナルコンピュータとハードディスクドライブ

2008年3月現在,パーソナルコンピュータは一台あたり数百GBの容量のハードディスクを備えているのが普通になってきています. ハードディスクドライブは コンピュータの筐体の内部にあることもあれば,外付けハードディスクドライブとして外部にあることもあります.

ハードディスクドライブには,下のような接続規格を利用したものがあります.

IDEまたは ATAは,汎用ではなくドライブ専用のインターフェースだと考えてよいでしょう.大抵はプライマリ/セカンダリの二つの接続が用意されており, それぞれにマスターとスレーブの二つの機器が接続でき,合計4台まで接続可能です.ほぼ例外なく筐体の中にドライブを内蔵します.ATAに関しては,高速かつ扱いやすいシリアルATA(SATA)と呼ばれる規格 があります.

SCSIの場合には,周辺機器を 7台ないし15台(WideSCSIの場合)まで接続できます.

また,USBやIEEE 1394(Firewire)といった規格で外部にハードディスクドライブを接続することもあります. これらの規格ではコンピュータの動作中にハードディスクドライブを接続したり取り外したりすることができます.