20.6.1 USBとIEEE 1394

USBとIEEE 1394は,コンピュータと,その周辺機器とのデータをやりとりにおいて,最近よく用いられるインターフェースです.

USB

USB は, 最近非常に普及した規格です. 多くの周辺機種を簡単に接続できます. また電源もある程度とることができます. 従来は低速でしたが,最近の USB 2.0 と呼ばれる規格では大きな高速化が行なわれ, ハードディスクなどの高速性が必要な周辺機器の接続にも適してきました. 一般には マウス, キーボード, プリンタ, スキャナ, 各種ドライブ, などが接続されますが多種多様です.iMac端末においても,キーボードやマウスは USBで接続しています.また,あいているUSBのコネクタを利用すると,USBメモリなどを差し込めるので, データの持ち運びなどに使えます.

IEEE 1394(FireWire)

周辺機器と高速にデータのやりとりができ,ハードディスクドライブの接続などのコンピュータの周辺機器だけでなく,デジタルビデオカメラや,DVDレコーダなどの家庭電化製品とのデータのやりとりにも用いられます.利用される分野によって,FireWire, DV,i.Link など異なる名称で呼ばれることもあります.