20.6.2 ネットワークインターフェース

イーサネットと呼ばれる規格が使われます.100BASE-TXという伝送速度が100Mbpsのものや,1000BASE-T と呼ばれる伝送速度が1Gbpsのものが存在します.

無線LAN , Bluetoothと呼ばれる, 無線で周辺とネットワークを作ることができるものも一般に用いられるようになってきました. これらはマザーボードと呼ばれるボード自体に備わっているポートであることもあり, また, パーソナルコンピュータなどの拡張カードを用いることで増やすことのできるポートでもあります.

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イーサネットでは,電話のモジュラコネクタ(RJ-11)をひとまわり大きくしたようなコネクタが用いられます. 用いるケーブルはLANケーブルとして一般に売られており, ツイストペアケーブル(撚(よ)り対線)と呼ばれています.

ツイストペアケーブルには,カテゴリ5であるとかエンハンスドカテゴリ5などの種別があります.エンハンスドカテゴリ5は,1000BASE-Tなどの高速通信に用いられるケーブルの規格です.

またケーブルにはストレートケーブルとクロスケーブルと呼ばれるものがあります. ハブやルータ といったコンピュータ以外の機器との接続ではストレートケーブルを用います. コンピュータどうしの接続ではクロスケーブルを用います. 見た目には区別がつきません. 一般的な用途ではストレートケーブルと考えて良いでしょう. 最近はクロスでもストレートでも自動で判別して切り替えてくれる機械もあります.