これまでにログイン・ログアウトのしかた,メニューの使い方について学習しました.
さて,コンピュータを「使う」ときには,「ウェブページを見る」「電子メールを書く」「絵を描く」などより具体的な目的があります.そうした具体的な目的を実現するためにはそれぞれ個別のプログラムを利用する必要があります.たとえば「ウェブページを見る」のであればウェブブラウザ,「電子メールを書く」のであればメールクライアントを利用するといった具合です.こうした特定の目的のための作業を行うプログラムのことを「アプリケーション」といいます.
ここではアプリケーションを起動して使える状態にすることと,終了のしかたについて学びます.
Mac OS Xでは,頻繁に使うアプリケーションはDockと呼ばれる領域に格納されています.画面下部にアイコンが並んでいる部分,これがDockです.Dockについての詳しい説明はあとの項5.6 Dockと利用法で説明します. Dockに登録されているアプリケーションであれば起動するのは簡単です.アイコンにマウスポインタをあわせてクリックすればよいだけです.では試しにUNIXコマンドを入力するときに使うターミナルというアプリケーションを起動してみましょう. Dock内のターミナルのアイコンはコンピュータのディスプレイのような形をしています.
ターミナルのアイコンにマウスポインタをあわせ,クリックしてください.アイコンが数回飛び跳ねて見えたあと静止し,アイコンの下に青白い光が灯ったでしょう.これは現在このアプリケーションが実行中であることを表すしるしです.以上で起動は完了です.
それでは起動したアプリケーションを終了してみましょう. 終了するにはメニューバーの中でリンゴマークの右隣にある, アプリケーション名が表示されている部分 (ここでは「ターミナル」となっているはずです) をクリックし, 出現したメニューの一番下にある
にマウスポインタをあわせてクリックします.この操作はすべてのアプリケーションに共通で,どのアプリケーションでもリンゴマークの右隣のメニュー内にある一番下の項目はアプリケーションを終了するものになっているはずです.
アプリケーションは全てがDockに登録されているわけではありません. たとえばスケジュール管理の機能を備えた「iCal」というアプリケーションはDockには登録されていません. そうしたアプリケーションを起動するにはどうしたらよいでしょうか?
アプリケーションの多くはApplicationsというフォルダの中に格納されています.そのようなDockに登録されていないアプリケーションは,Applicationsフォルダの中から探して起動します. 実際に「iCal」のアプリケーションを起動してみましょう.
Dockの中にiCalのアイコンが表示され,数回飛び跳ねるような動きをするのが確認できるでしょう. 終了のしかたはさきほどと同じです.Dockに登録されていないアプリケーションは終了するとDockからも消えます.
今度は「計算機」というアプリケーションを起動してみましょう.「計算機app」はiCalと同じくApplicationsフォルダの中にありますので探して,アイコンをクリックして「計算機」を起動してみてください.「計算機」のウィンドウの中のボタンをクリックすることによって,普通の電卓と同じように計算することができます.
たとえば,256×256は,(1) となります.
「計算機」で計算して,上の四角の中をクリックしたのちに計算結果の数字をキーボードから入力してみてください.そして採点ボタンをクリックすると,結果が正しかったかどうかわかります.
「計算機」のメニューバーにあるxという冪乗を計算するボタンがあります.今度は,2の16乗を計算してみましょう.まず,2をクリックして,yxと書かれたキーを押して,16と入力してみましょう. 計算して2の16乗の答えを,(1) の中に入れてみてください.
を選ぶと,「計算機」のウィンドウが広がってさらにたくさんのボタンが出てきます.そのなかにy5.2 メニュー操作 | 5.3 アプリケーションの起動と終了 | 5.4 アプリケーションの切り替え | ||
2009年度版に向けて現在作業中です.
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Fri, 28 Mar 2008 17:24:00 JST (490d) |