まずはCSSの例を見てみましょう.16.2.2 HTMLファイルの準備で準備したサンプルのHTML文書のhead要素内に,次の1行を書き加えてください.
<link rel="stylesheet" href="style.css">
その後次のファイルをダウンロードして,HTML文書と同じディレクトリに置いてください.このとき,ファイル名はstyle.cssのままにしてください.
この作業をした後でサンプルのHTML文書を開きなおすと,見た目が変わっているはずです.これがCSSの効果です.今は色や文字の大きさなどを軽く変えただけですが,スタイルシートを操れば自由自在にデザインをコントロールできるようになります.これから頑張ってスタイルシートの使い方を勉強しましょう.
手始めに,まずダウンロードしたstyle.cssをテキストエディタ(文字化けが起こりにくい理由から,エディタはmiを推奨)で開いてみてください.CSSもHTML文書と同じく実体はテキストファイルなので,テキストエディタで編集することができます.開くと,中には
h1{ color:red }
と書かれています.意味は想像がつくと思いますが,h1要素の色を赤にしたということです.これのh1,color,redの部分をそれぞれセレクタ,プロパティ,値と呼びます.例の中の
a{ font-style:italic; }
の部分については,aがセレクタ,font-styleがプロパティ,italicが値ということになります.
このように,スタイルシートでは一般に
セレクタ
{
プロパティ:値;
}
という書き方でスタイルを記述します.皆さんがこれから覚えるべきことは,CSSの記述方法,セレクタの書き方,そしてプロパティおよびそれに対応する値の種類です.
次の章ではまず,CSSの記述方法について解説します.
16.4 HTML文書の書き方(2) | 16.4.1 CSSの簡単な例 | 16.4.2 CSSの記述方法 | ||
2009年度版に向けて現在作業中です.
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Tue, 08 Apr 2008 02:57:25 JST (480d) |