16.2.1 ウェブサイト開設の概要

ここでは教育用計算機システムの利用者が, 自分のウェブサイトを開設する手順を 説明します.

まず,情報基盤センター提供のexternal_sWWW情報発信実験についてを見てください.ここには,どうしたら教育用計算機システムにおいてウェブサイトが開設できるかが詳しく書いてあります.

そして,そこに書いてある「WWW 情報発信実験に関する注意」をよく読みましょう. 情報発信する際の注意点が書いてあります.

external_s実験の参加申し込みをします.

caution 登録をしないとウェブサーバにファイルを置くことができません.長くて数分で登録が完了するそうです.登録が完了するとお知らせのメールが届くようです.

再び,external_sWWW情報発信実験についてに戻ってください.そして,「WWWドキュメントの公開方法」の部分をよく読んでください.

一般に,自分のウェブサイトをつくるときには,ウェブサーバから見 ることのできる特定のディレクトリに,何らかの方法で作成したHTMLファイル を置くことになります.ユーザがウェブサーバにログインするなどして そのディレクトリに直接に書き込めることもあれば,review_s14.3 ファイル転送で学んだftp によってファイルを送らなければならない場合もあります.

教育用計算機システムにおける一般ユーザ用のウェブサーバは, user.ecc.u-tokyo.ac.jp です.

user.ecc.u-tokyo.ac.jp の各ユーザのホームディレクトリの .public_htmlというディレクトリの下に,HTMLファイルを置きます.user.ecc.u-tokyo.ac.jp は教育用計算機システムの通常のホームディレクトリとは別になっています.また,ウェブサーバへのリモートログインは許可されていないので,作成したHTMLファイルを,user.ecc.u-tokyo.ac.jp にftpを使って送らなくてはなりません.

具体的なftpの仕方については,external_sWWW情報発信実験についての「ftpコマンドによるWWWドキュメントの転送」の部分を読んでください.

ユーザ名がg999999の人のウェブサイトは,次の URL でアクセスできることになります. http://user.ecc.u-tokyo.ac.jp/~g999999/

この URL が, .public_htmlディレクトリに対応します.実際にはこの URL にアクセスすると,そのディレクトリにあるindex.htmlというファイルに書かれた内容が見えます.URL についての詳細はreview_s16.1.4 URLの項目で学びます.

これで自分のウェブサイトが学内にある端末からアクセスできるようになります.全世界からアクセスできるようにするには,さっきのexternal_s実験の参加申し込みの画面の一番下で,公開範囲の変更を行います.WWWで情報を発信すること,特に全世界に対して情報を発信することはそれなりのリスクを伴いますから,もう一度情報発信の際の注意点を良く読んで正しく使ってください.また,related_s21. コンピュータと社会の章にも参考となるようなことが書かれているでしょう.

教育用計算機システムのウェブサーバは教育用の実験運用なので,それなりに利用に制限があります.より自由に情報発信したい人は,インターネットサービスプロバイダと契約して,そこのウェブサーバから情報を発信するといいかもしれません.