グラフィックスの機能を使えば,様々でカラフルな図形を表示することができます.次の段階としてユーザがアプレットに働きかける方法を学びましょう.Javaでは,ユーザの働きかけをいくつかに分類して,それぞれに専用のツールを用意してあります.種類としては,オンオフボタン,選択ボタン,スライダー,文字入力などがあります.ここではまず,一番簡単なボタンを使ってみましょう.Javaではボタンの行動を"Action"と言います.
次のアプレットFigure4では,ボタンを押すごとに中央の円が大きくなります.
import java.awt.*; import java.applet.Applet; import java.awt.event.*; //入力用のパッケージ public class Figure4 extends Applet implements ActionListener{ //入力用意 int cx, cy, r; Button button = new Button("enlarge"); //表面に"enlarge"と書かれたボタン public void init(){ add(button); // ボタンを画面に追加 button.addActionListener(this); // ボタン入力の受け取り依頼 r=1; cx = getSize().width/2; //領域の中心点の計算 cy = getSize().height/2; } public void actionPerformed(ActionEvent e){ // 押された時の動作 r = r+10; //半径を10増やす repaint(); //画像を描き直す } //(画面消去ののち,paint が呼ばれる) public void paint(Graphics g){ g.drawOval(cx-r, cy-r, 2*r, 2*r); } }
このプログラムでの入力は,概略次のように指定されています.
……thisはこのアプレット自身
26.1.9.14 初期メソッド | 26.1.9.15 簡単な入力-ボタン | 26.1.9.16 ボタン入力 | ||
2009年度版に向けて現在作業中です.
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Tue, 02 Nov 2004 01:50:25 JST (1733d) |