26.1.9.10 図形と色

色を使った例題です．

import java.awt.*;
import java.applet.Applet;
public class Figure2 extends Applet {
  public void paint(Graphics g) {
     int r;
     g.setColor(Color.black);
     g.fillRect(50, 50, 300, 100);
     for(r=0; r<256; r=r+16) {
        g.setColor (new Color(255-r, r, 0));
        g.fillRect(70+r, 70, 15, 60);
     }
  }
}

Figure2.java

HTMLファイルでの指定です．

<APPLET CODE="Figure2.class" WIDTH=400 HEIGHT=200> </APPLET>

真黒な背景の中に，赤から緑へ次第に変化してゆく帯のようなものが表示されます．

色の指定は，Color.black, Color.yellowといった色名，およびこの例のような三原色指定の他に，HSBによる指定が可能です． getHSBColorというメソッドへfloatの値を3個送ると，以下のように解釈した Color が返ってきます．

• 第1パラメータ(0 <=h < 1.0)…色相を示す．0.0が赤，0.33が緑，0.66が青というぐあいで，中間的な色相も表現できる．

• 第2パラメータ(0 <=s <= 1.0)…彩度を示す．0.0が無彩色(灰色)で，1.0に近づくほど鮮やかな色となる．

• 第3パラメータ(0 <=b <= 1.0)…明度を示す．0.0が黒で，1.0に近づくほど明るい色となる． 色の見え方は，表示装置によって大幅に左右されることに注意して下さい．